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機能性アミノ酸『サンテアニン』が
2009年度 農芸化学技術賞を受賞しました。

2009年03月27日

太陽化学株式会社は、「L-テアニンの工業的生産技術の確立と機能性食品としての研究開発」に対し、2009年3月27日、社団法人日本農芸化学会より「2009年度農芸化学技術賞」を授与されました。
 「農芸化学技術賞」は、(社)日本農芸化学会から授与される賞の1つで、「農芸化学の分野において、注目すべき実用的価値のある、技術的業績をあげた会員」に対して授与されるものです。
 授賞式は、福岡国際会議場 3階「メインホール」で行われました。

 太陽化学は長年の研究をもとに1994年より「(Suntheanine)」を主に食品メーカー向けに販売しており、集中力向上効果を始めとしてリラックス、睡眠改善効果など様々な生理機能を明らかにし、清涼飲料、サプリメント、菓子、乳製品など数多くの商品に採用されていますが、特に米国で高い評価を得ており、2007年、FDAのGRAS(Generally Recognized As Safe)認証を機にその販売が急激に伸びており、現在では国内の販売量の2倍以上に達しています。


日本農芸化学会2009年度大会ホームページ http://www.jsbba.or.jp/2009/


【受賞名】
2009年度農芸化学技術賞

【受賞理由】
(1)工業的スケールでのテアニンの生産技術の確立と研究への寄与
(2)の健康機能の科学的解明と安全性
(3)グローバル展開と開発商品

【受賞該当者】
太陽化学株式会社 代表取締役副社長
ニュートリション事業部事業本部長 ジュネジャ レカ ラジュ
同 ニュートリション事業部研究開発 次席研究員 小関誠
同 ニュートリション事業部研究開発 主席研究員 大久保勉
同 ニュートリション事業部研究開発 顧問 朱政治

【L-テアニンについて】
 L-テアニンは緑茶に特有に存在する旨味成分で、茶中で最も多く含まれるアミノ酸です。
 緑茶中含有率は乾燥茶葉中に1~2%しかない貴重な成分で、玉露などの高級なお茶ほど多く含まれており、抹茶には番茶の12倍ものテアニンが含まれています。

【太陽化学のテアニンについて取り組み】
 太陽化学株式会社は、L-テアニンの工業スケールでの生産技術を確立し、世界ナンバーワン企業として「(Suntheanine)」を商品化することに成功しました。
 生命科学研究と酵素工学技術という農芸化学的な科学技術を総合的に駆使し、社会が求める“癒し”に対応できる食品素材の生産技術と研究開発を通し、国内外の食品業界に新しいコンセプト訴求できる製品としてテアニンを開発いたしました。
 太陽化学はテアニンのトップメーカーとしての地位を確固たるものとし、テアニンの研究開発の発展にも大きく貢献したことから、本業績に対し名誉ある日本農芸化学会として技術賞が授与されまた。

【日本農芸化学会について】
 日本農芸化学会は、農芸化学の進歩を図り、それを通じて科学、技術、文化の発展に寄与することを目的として、1924年に設立された学術団体。1957年に文部省の認可によって社団法人となり、2004年には創立80周年を迎えました。
 平成20年1月の会員数は12,000人を超えており、農学系の学会としては日本で最大級です。

【詳細資料】
(1)工業的スケールでのテアニンの生産技術の確立と研究への寄与
 テアニンの製法は、茶葉からの抽出、化学合成などが検討されてきた。太陽化学はいち早くテアニンの潜在的な効果と需要を見出し生産技術の確立に取り組んだ。
 「技術立国」日本には世界に誇れる技術が多くあり、アミノ酸製造技術もその一つである。農芸化学の分野は、発酵学や醸造学といった学問を基礎として様々な食品への生産へ寄与している。
 太陽化学も微生物由来の酵素を用いたテアニンの工業的生産技術を確立し、大量に供給することに成功、「」として上市した。工業的生産を確立してから、緑茶のユニークなアミノ酸として多くの研究がなされ、その研究成果を基に様々な商品が市場に登場するようになった。

(2)の健康機能の科学的解明と安全性
 現代人を取り巻く社会環境は、身体の健康だけでなく、心の健康にも大きな影響を与えている。日常のさまざまな場面で感じるストレスは精神面の乱れの原因となり、うつや不眠などの諸症状を引き起こす。現代人は厳しい社会環境の中で重いストレスにさらされ続けており、それが睡眠の質などにも強い影響を及ぼしていることを示唆している。太陽化学は、現代のストレス社会における諸問題点を改善する目的で、“癒し”をテーマとしてヒトに対するテアニンの効能について評価を行った。 サンテアニンはヒトにおける評価で、脳波を指標としたリラックス効果や、ストレスマーカーや心理評価におけるストレス負荷に対する耐性、いわゆる抗ストレス効果が確認された。
 精神性ストレスが睡眠に影響することはよく知られており、サンテアニンを就床前に飲むことにより翌朝の疲労回復感や睡眠時間が長く感じられるといった作用が認められ、更に就寝中の中途覚醒が少なくなくなることから、睡眠の効率が向上してぐっすり眠れるようになったと考えられた。
 運動場面や仕事その他の行動面で最高能力を発揮するためには、体力・技能・心理能力の3要素が要求される。心的過緊張状態における「あがり」は、最高能力を引き出す際に阻害要因となる。あがった状態を平常の状態に戻したり、あがりを防止することは集中力を高めるための一つの手段として期待される。サンテアニンは反応時間や作業の正確性などの作業パーフォーマンスを向上させ、集中力向上効果が認められた。
 テアニンは上記以外にも月経前症候群(PMS)や更年期障害など女性特有の症状に対して改善効果が実証されている。さらに、社会的に問題化している子供の注意欠陥多動性障害(ADHD)に対してはカナダで臨床試験が実施され、ADHD有症者の睡眠を改善する効果が認められた。
 近年「食の安全」に対する関心が高まり、「食の安心・安全の確保」への取組が強く求められている。茶は世界中で飲用されておりその歴史も長い。テアニンは食経験があることや酵素・発酵法という食品製造に用いられている手法により製造しているが、安全を保障する企業的観点から多くの安全性評価を実施し、消費者が安心して口にできる素材であることを確認している。

(3)グローバル展開と利用商品
 サンテアニンは海外でも注目されて本技術賞以外にも国際的な賞を受賞ている(「Food Ingredient Europe: FIE, ドイツ」、「健康食品素材展(Nutracon), 米国」)。米国ではFDAが認定するGRAS(Generally Recognized As Safe)審査において承認が得られ、現在、清涼飲料、サプリメント、菓子、乳製品など数多くの商品に採用されている。テアニンは日本国発信の素材といえるが、近年米国を始めとして海外においても注目され大手企業の採用商品も飛躍的に伸びている。
※ GRAS:(Generally Recognized as Safe 一般に安全と認められる食品素材)

以上