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アムラ果実水抽出物による脂肪蓄積抑制効果の確認
第61回 日本栄養・食糧学会大会で発表

2007年05月23日

太陽化学株式会社(三重県四日市市:社長 山崎長宏)は、インドの伝承の果実アムラついて、メタボリックシンドロームの最大危険因子である内臓脂肪の蓄積を抑制する効果を動物実験で確認しました。なお、この研究は5月19日(土)、第61回日本栄養・食糧学会大会(会場:国立京都国際会館)にて発表いたしました。
【発表演題】 『アムラ果実水抽出物の脂肪蓄積抑制作用』

【アムラとは】
アムラ(Emblica officinalis Gaertn.)は、アユルベーダ(インド伝承医学)における代表的な果実でポリフェノール、ビタミンCを多く含んでいます。また、インドなどのアジア地域では、日常的に健康の維持、老化防止、種々の疾病予防の目的で古くから食されています。

【研究の背景】
太陽化学株式会社ではアユルベーダの見地からアムラに着目し、これまで生理機能(抗酸化作用、血液循環改善作用、血栓予防作用、糖尿病予防作用)を明らかにしてきましたが、今回さらに、脂肪蓄積抑制効果について報告しました。 

【メタボリックシンドローム】
近年、生活習慣病に至る前の症状として、内臓脂肪の蓄積に起因する身体的特徴と高血圧、脂質代謝異常、糖代謝異常といった諸症状が複数合併する複合型リスク症候群で、血管機能障害を引き起こしやすい病態です。

【試験方法・結果】
15匹のラットを以下の3群(n = 5)に分けて1ヶ月間飼育し、各群の固体から脂肪組織(腎周囲、下腹部、腸管膜脂肪組織)を摘出し、測定しました。

1. 通常食摂取
2. 高脂肪食摂取
3. 高脂肪食+アムラ水抽出物摂取 (50mg/kgBW/Day)※1

※1:1日に体重1kgあたり50mg …1日にラット1匹(200g)あたり10mg投与

その結果、アムラ水抽出物を摂取することで高脂肪食による脂肪の蓄積を有意に抑制しました。

【アムラの安全性について】
アムラはインドやその近隣諸国では、数千年の昔から食経験があり、ジャムや果肉、果汁加工品など一般的に食されている素材です。しかしながら、学術的な安全性評価に関する情報は十分ではなく、今後、機能性食品素材として応用・開発を進めるに当り、大量摂取や反復摂取の影響などを明らかにする事が重要であると考え、微生物、動物による評価を行いました。その結果、アムラ水抽出物には一般的毒性は認められず、十分な安全性が確認されました。従って、アムラ水抽出物は、生体に悪影響を及ぼすことの無い優れた天然の機能性食品素材であることが確認されました。
この安全性評価も同じく第61回日本栄養・食糧学会大会にて発表いたしました。

図1 アムラによる脂肪蓄積抑制効果