ホーム >

健康を作る素材のチカラ

Vol.12 脂肪燃焼と緑茶カテキン(EGCg)『機能性表示』有力素材(脂肪燃焼編)

1.脂肪燃焼ってどうやって測るの?

体の中でエネルギーになる栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂肪の3種類があります。このうち、最もエネルギーになりやすい栄養素は炭水化物で、その次はたんぱく質、最もエネルギーになりにくいのが脂肪です。
ダイエットに興味がある人なら一度は聞いたことのある「脂肪燃焼」という言葉。燃焼と言っても、体の中で炎や熱を発して燃えているわけではありませんが、脂肪が酸素と結びつく「酸化」反応という意味では、燃焼と言えます。脂肪は、最もエネルギーになりにくい=最も燃えにくいということです。しかし、ダイエットするなら、やはり少しでも効率的に脂肪を燃焼させたいですよね。それでは、自分が今、どの栄養素をエネルギーに変えているか(燃やしているか)を知ることはできるのでしょうか?
そのバランスを知る数値の一つに「呼吸商」というものがあります。呼吸商の数値から、炭水化物と脂肪のどちらが優位に燃焼されているかがわかります。呼吸商は次のように求めることができます。
呼吸商(RQ: respiratory quotient)=(吐き出した二酸化炭素の量)÷(体に取り込んだ酸素の量)

呼吸の際、空気中の酸素を取り込み、栄養素の燃焼の結果作られた二酸化炭素を吐き出します。吐き出した二酸化炭素の量を、体に取り込んだ酸素の量で割った数値が「呼吸商」です。
炭水化物、たんぱく質、脂質が、体内で燃焼された場合のRQは、以下のようになります。

炭水化物=1.0(取り込んだ酸素の量と吐き出した二酸化炭素の量がほぼ同量)
たんぱく質=0.8
脂質=0.71(取り込んだ酸素の量に対し、吐き出した二酸化炭素の量が少ない(7割程度))

通常、RQは1.0~0.7の間で変動しますので、1.0に近ければ、エネルギー源として炭水化物をより多く使っており、0.7に近ければより脂肪を使っていることがわかります。体に取り込んだ酸素の量と、吐き出した酸素の量を測定しRQを算出すれば、炭水化物と脂肪のどちらが優位に燃焼していたかがわかります。呼吸商が0.7に近いほど、脂肪を燃焼しやすい体だといえるのです。

2.茶カテキンの主成分、EGCgの摂取が脂肪燃焼を促進

EGCgの脂肪燃焼作用について、肥満気味の男性10名に対しプラセボをコントロールとしたクロスオーバー・ダブルブラインド試験を実施しました。脂肪燃焼(代謝)の測定方法は、酸素摂取量と二酸化炭素排出量からRQを算出する間接熱量測定法としました。まず、EGCgを1日300mg(朝晩150mgずつ2回)、2日間摂取し、3日目の朝、1回目のプラセボまたはEGCgを摂取したあと、食前(空腹時)のRQを測定、その後、2回目のプラセボまたはEGCgを摂取したあと決められた食事をし、その後、食後のRQの測定を行いました。

その結果、EGCgを1日300mg摂取した群では、食後2時間のRQはプラセボ摂取群と比較して有意に低い値となり、脂肪が燃焼しやすくなったことが示唆されました。

参考文献
F Thielecke, et. al, Eur J Clin Nutr. 1-10, 2010

前のページに戻る

ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください

お問い合わせはこちら

健康のおはなし