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健康を作る素材のチカラ

Vol.16 美肌と緑茶カテキン大敵「紫外線」から肌を守るカテキンパワー

1.女性も男性も!見た目は肌の美しさから

古今東西、女性は美しさを求めファッションやメイク、美容に気を使います。中でも「肌の白いは七難隠す」というように、肌が白く美しいことは見た目にも大きく影響するので、スキンケアに余念のない女性は多いはず。ところが最近では、女性だけでなく男性にもスキンケアに気を使う人が増えてきています。単に髭剃りのアフターケアをするだけでなく、アブラやベタつきのケアをしたり保湿に気を使ったりなど、肌をきれいに保つように心がけている男性が増えているそう。猛暑の影響もあり男性用の日傘に人気が出てきていますが、紫外線対策として日傘を活用している男性も少なくないようです。男性用化粧品の市場は拡大しており、今後ますます「美肌」を求める男性は増えてきそうです。

2.緑茶カテキンの継続摂取は肌の状態を改善する

緑茶カテキンについては、脂肪燃焼や抗酸化などさまざまな機能を紹介してきましたが、肌を紫外線から守る機能についても報告されています。緑茶カテキンを含む飲料を継続摂取し、紫外線を当てたときの肌へのダメージを検証したヒト試験の結果を紹介します。

被験者60名をランダムに30名ずつにわけ、緑茶カテキン含有飲料を摂取するGT群、およびプラセボ飲料を摂取するコントロール群とし、プラセボをコントロールとする並行群間二重盲検にて試験を行いました。GT群が1日に摂取する飲料(1L)には総カテキン1402mg(うちEGCg 980mg、EC 100mg、ECg 238mg)が含まれ、12週間毎日摂取させました。摂取開始6週間目と12週間目に採血し、血漿中のカテキン量の分析、紫外線照射24時間後の肌の赤みの変化、および肌の状態の評価を行いました。
その結果、緑茶カテキン摂取開始6週間で血漿中のカテキン含量は各種110%~203%上昇し、12週間後も有意に高くなりました。また、紫外線照射後の赤みの変化については摂取開始6週間および12週間でGT群ではいずれも開始時と比較して有意に赤みの変化が少なくなりました(図1)。さらに、肌の状態について評価したところ、GT群では摂取開始6週間で肌の水分量が有意に上昇、肌からの水分喪失が有意に減少し、また摂取開始12週間では肌の弾性および肌密度も有意に改善しました。
また、皮膚の血流を測定するため、別の被験者にて緑茶カテキンを単回摂取させ、摂取後4時間後の皮膚の毛細管の血流の変化を測定したところ、濃度依存的に血流の上昇が見られました(図2)。
以上のことより、次のような考察がされています。皮膚への栄養や酸素の供給には毛細血管の血液の流れが重要であり、それが改善されると皮膚の状態や見た目にも影響します。緑茶カテキンの摂取は、毛細管の血流を改善するため肌の状態の改善に寄与していると考えられます。

図1 紫外線照射による赤みの変化
紫外線照射量は、事前に各被験者の最小紅斑量
(MED)を測定し、1.25MEDとした。
図2 緑茶カテキン摂取による皮膚の毛細管血流の変化
(摂取前および摂取4時間後の変化)

出典:Heinrich U, et al. J Nutr. 141, 1202-1208 (2011)

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