太陽化学株式会社
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インターフェイス ソリューション事業部  界面コントロール技術が切り拓く新たな可能性
当社は、60年余にわたり、食品用乳化剤と安定剤をキーマテリアルとして、その利用技術の開発を続けてきました。
独自の界面制御により、精油類や油溶性ビタミン類を水中に透明溶解する「スーパーエマルジョン」技術、不溶性物質などを微細化し、均一で再凝集が起こりにくい安定分散系にする「スーパーディスパージョン」技術、それらに多糖体及び蛋白質を複合させたコロイド制御技術は、食品の新たな可能性を創造する技術です。
当社の界面コントロール技術は、食品以外のナノサイエンス領域での制御も可能としています。化粧品・トイレタリー分野においては、ナノ粒子形成や液晶コントロールに応用され、工業分野においては、Å(オングストローム:100億分の1m)単位の孔径制御を可能とする、ナノポーラス・マテリアル生産のキーテクノロジーとして注目されています。
植物素材を用いた安全・安心な界面活性剤 食品分野から非食品分野へ拡がる安全・安心の技術
食品用として使用されているグリセリン誘導体を中心とした界面活性剤は、安全・安心な素材として、環境に配慮したさまざまな化成品に利用できます。
農薬残留問題や環境保護の観点から、食品の洗浄方法や洗浄剤を見直す社会的要請が強まってきています。
当事業部では、食品用乳化剤であるグリセリン脂肪酸エステルを用いて、野菜を傷めたり、残留が心配な塩素系殺菌剤や合成洗剤の使用量を低減もしくは使用せず、効果的で安全・安心な「野菜の洗浄剤」を開発しました。また、赤ちゃんのための「哺乳瓶洗浄剤」にも、当社の製品が利用されています。
界面制御技術を化粧品分野へ
当社の界面制御技術は、化粧品分野でも注目を浴びています。食品用の界面活性剤が形成するマイクロエマルジョン(可溶化製剤)を利用することで、水不溶の機能性素材もスキンケア化粧品に安定配合することが可能となりました。
また、機能性素材含有マイクロエマルジョン(可溶化製剤)は、水に容易に溶解し、機能性素材を内包した超微細ナノ粒子を形成します。その結果、従来品に比べて高い経皮吸収効果が得られ、肌への浸透性が向上しました。
加工技術の進化
海藻・豆類等の天然素材に含まれる多糖類が持つ増粘作用などの素材力を高める加工技術の開発を行っています。
「パウダリングフュージョン」技術は、粉体粒子の大きさをコントロールすることで、何層にもコーティングを施すことが可能になり、新たな粉体形成技術として食品工業の世界に留まらず、調理や高齢者介護・福祉の領域でも利用され始めています。
また、多糖類を高密度の真球粒子に調製し、化粧品素材としての応用も実現しています。
 
卵黄粉末PF加工品
電子顕微鏡写真
アルギン酸
カルシウム微粒子 10μm
食品以外の分野での活用が期待されるアドバンスドマテリアル
量産化が大きな壁となっていたナノサイエンス新素材「メソポーラスシリカ(TMPS)」(多孔質二酸化ケイ素)は、当社が長年、食品で培ってきた界面制御技術で新しい扉が開かれました。その用途は、食品に留まらず、他の素材との組み合わせによって無限の可能性を秘めています。TMPSは、Å(オングストローム:100億分の1m)単位で制御された特徴的なナノ空間を有しており、学術的関心のみならず、産業界からも多大な期待を寄せ られています。当社では、平成20年春に実証プラントを設立し、多岐にわたる可能性を着実に具現化してまいります。
nano tech 大賞 2008
「材料・素材部門」受賞
<nano tech 2008 国際ナノテクノロ
ジー総合展・技術会議にて>
nano tech 2008 Award[ Materials]
<International Nanotechnology Exhibition
& Conference>
【受賞理由】
メソポーラスシリカは1.5nmから7nmの超微
細なハニカム構造のメソポアを0.4nmピッチ
可変で孔径制御した材料。空孔に白金を埋めれば常温で高い触媒機能を発現するといった、大きな可能性を持つ。今春、世界初となる年産20トンの実証プラントを立ち上げることを高く賞す。
国家プロジェクトヘの参画
TMPSは、平成18年度より2つのプロジェクトに採択され、エネルギー及びファインケミカル分野における次世代材料として大きく注目されています。
■経済産業省(H18〜19年度)
「省エネルギー型化学技術創成研究開発」
■NEDO(H18〜22年度)
「革新的マイクロ反応場利用部材開発」
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