太陽化学株式会社
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TOP >> 会社概要 >> ニュースリリース >> 「テアニン」ストレス軽減及び更年期症状を緩和
2005年
緑茶成分「テアニン」ストレス軽減及び更年期症状を緩和
〜アメリカの女性を対象に効果確認〜
 食品素材の研究・開発メーカーである太陽化学株式会社(三重県四日市市:社長 山崎長宏)は、これまで緑茶成分に関する研究に取り組んでまいりましたが、この度、アメリカの女性を対象に、緑茶に含まれるアミノ酸"テアニン"に関する実験を行ったところ、"テアニン"のストレス軽減および更年期障害症状の緩和効果について確認いたしました。
 現代はストレス社会といわれ、多くの人々が社会の高度化や複雑化に伴い、過度な精神の緊張や不安に囲まれ生活しています。また、世界保健機関(WHO)の調査において、ストレスに関連する疾患は発展途上国よりも先進国が多いという報告があるように、先進国諸国では過度なストレスが原因となり、健康を害する人々が増大しています。本調査は、私達日本人よりも、過度のストレス社会といわれるアメリカの女性(35歳〜60歳)を対象に、偽薬をコントロール(※1)としたダブルブラインド形式(※2)で行い、3ヶ月間、午前と午後の空腹時に"L-テアニン"(※3)を含む錠剤を水で服用してもらいました。そして、ストレスや更年期に関するアンケート調査を行ったところ、ストレス軽減や更年期障害症状の緩和といった結果を得ることができました。
 近年、40代から50代の女性の7割近くが何らかの更年期症状を訴え、そのうち、症状を自覚している女性の約3割が治療を必要としているといわれています。また、更年期障害の治療期間は、通常1年以上、重篤な場合は5年から10年と長期にわたることもあり、現代社会においても大きな問題となっています。
 当社では、今回の調査で得られたデータを、今後の緑茶素材の世界マーケット展開への参考にするとともに、食品素材の研究開発による食品業界の発展に貢献すべく努めてまいります。
 尚、この研究は、3月30日(水)、日本農芸化学会2005年度大会(会場:札幌コンベンションセンター)にて発表いたします。
※1:治験において新薬候補物質と比較する「対照」のこと。
※2:偽薬によるプラシーボ効果(思い込み効果)を除去するために、医者にも患者にもどちらが、薬効のあ
   る「被験薬」でどちらが、薬効の無い「偽薬」であるか、わからないようにして、治験を進める方法。
※3:テアニンには、立体的な構造が左右対称に違うL型とD型があり、L-テアニンは高い安全性が確認さ
   れている
■実施レポート:
 この試験は、米国メイン州バンゴール地区在住35から60歳の女性を一般公募して実施しました。
<実験方法>
・被験者はL-テアニンを50mg含む錠剤を午前と午後に2錠づつ、1日4錠(テアニンとして200mg)を空腹時に水で服用。
・被験者を2群に分け偽薬をコントロールとしたダブルブラインド手順で行い、3ヵ月間ストレスや更年期に関する心身の状態に関して検討。
<ストレスの軽減>
ストレス軽減に関しては58人で検討しました。L-テアニンを摂取した群では摂取しないコントロール群に比較して、怒り、不安感、悲しみ、気分の動揺、イライラなどといった精神症状に関連する項目が改善したと評価しました。(図1)また、摂取から1ヶ月に比べ3ヶ月の連続摂取により一層のストレス軽減効果が認められました。
図1 精神的ストレスの軽減(3ヵ月)
症状改善点数=無摂取1週間の症状平均点数−摂取1週間の平均点数
図1 精神的ストレスの軽減(3ヵ月)
 
<更年期症状の緩和>
更年期症状の緩和に関しては29人で検討しました。L-テアニンを摂取した群では摂取しないコントロール群に比較して、精神症状に関連する項目はストレスの評価と同様に改善したと評価しました。また、ホットフラッシュ、疲労、頭痛、動悸などといった身体的症状についてもL-テアニンの摂取により改善傾向が認められました。(図2)
症状改善点数=無摂取1週間の症状平均点数−摂取1週間の平均点数
図2 更年期身体的症状の改善(3ヶ月)
■結果:
 婦人の更年期以降の健康管理に際しては、各種不定愁訴の問題をクリアすることが重要であり、現在、性ホルモン剤をはじめとした各種の薬物療法が提唱されているがホルモン補充療法は乳がんとの関連性も問題視されています。
 食品素材であるテアニンにより女性のストレスの軽減、更年期症状の緩和ができれば、婦人の更年期以降におけるQuality of Lifeの向上が期待でき、更年期婦人の健康管理に際し幅広く応用できると考えられます。
■テアニンとは
・緑茶に特有に存在する旨味成分で、茶中で最も多く含まれるアミノ酸。
・含有率は乾燥茶葉中に1〜2%しかない貴重な成分で、玉露などの高級なお茶ほど多く含まれており、抹茶には番茶の12倍ものテアニンが含まれている。
・脳を活性化させることにより約40分後からα波を引き出しリラックスの効果が現れる。
・ストレスの軽減、更年期症状の緩和の他にも、「睡眠の質の改善」、「PMS(月経前症候群)改善効果」、「集中力向上作用」などの効果が確認されています。
■太陽化学株式会社
 太陽化学は、加工食品、食品添加物、機能性食品素材の開発、生産、販売に半世紀以上取り組んでいる研究開発型の総合食品素材メーカーです (名古屋証券取引所市場第2部上場)。
 「緑茶」については、約20年前から研究開発の対象として取り上げ、1988年に緑茶抽出物の開発・販売を開始して以来、緑茶カテキンの持つ様々な機能を応用した製品を開発し、飲料・健康食品・トイレタリーをはじめ工業用など海外も含め広い用途で採用されています。
〜世界で唯一の生成技術をもつ「テアニン」〜
 太陽化学では、このL−テアニンを独自の酵素法で大量製造を可能とし平成6年より食品添加物として販売。「リラックス・安らぎをコンセプトにした商品企画」ができる素材として大手飲料メーカーを中心に採用されています。同社はこれまで、「L-テアニンの月経前症候群改善効果」「テアニンの睡眠改善効果」など多数の研究成果を発表しています。
 当社のテアニンに関する研究・開発は、海外でも評価され、欧米の食品・素材展示会で受賞しています。
1998年 FIE'98 研究開発分門グランプリ受賞(Food Ingredients in Europe)
The Food ingredients Research Award, 1998, Frankfurt, GERMANY
2000年 Nutracon 2000 (健康食品素材展) ベスト・ニュー・プロダクト受賞
Best New Product of the Year, 2000, Las Vegas, USA
〜アメリカにおける「テアニン」事業について〜
 機能性食品・サプリメントが既に主流であるアメリカでは、既に約90社以上の企業において、サプリメントや飲料などの商品で利用されています。

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