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世界3大欠乏微量栄養素のうち、ヨードとビタミンAの欠乏は種々の普及活動により世界的規模で減少していますが、鉄はいまだに、実に19億人、世界人口の32%で不足※1しており顕著な改善がみられていません。
鉄欠乏症は女性や幼児の生命を脅かし、子供の成長を妨げ、その結果、知的能力や身体的機能を損なうばかりでなく、国としての生産性を低下させます。これは先進国も例外ではなく、米国では早くから国策として鉄分補給を促進しています。
※1 飢餓報告1991,WHO2001 |
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ILSI(国際生命科学協会)本部では微量栄養素欠乏症撲滅の一環として、鉄欠乏の改善プロジェクトProjectIDEAを開始しました。鉄欠乏症が最も顕著なアジア諸国をILSI Japanが担当し、1997年から栄養強化食品研究部会を発足。
太陽化学もILSI会員としてこの部会に参加し、現在、フィリピンが法制化のもとすすめている主食である米への鉄強化等について、当社開発の鉄補給製剤サンアクティブFeを用いた鉄強化米の試作を行い、予備試験を行っている段階です。このように当社が鉄の問題に関わっていく中で、鉄不足の影響の重大さを知り、食品に携わるものとして、その撲滅の一助になればと願い、微力ながら活動を続けております。
■Project IDEA(iron Deficiency Anemia Elimination Action) |
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また一方、国内においては、カルシウム不足などの社会的啓蒙は進んでいるものの、鉄不足に対する危機感は大きく欠けています。

米国で行われた4万人規模の調査のうち、5400人の子供を対象とした調べによれば、鉄欠乏性貧血の子供は、正常鉄状態にある子供に比べて、数学力や語学力において有意に劣るという結果が発表されています。
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しかも、5歳までの鉄不足による認知能力、発育不全などはその後の栄養補給ではリカバリーできないという調査結果も。
Lozoff B, 1991 |

◎冷え性、肩こりなど ◎動悸、息切れ、疲労、労働力低下 ◎感染症への抵抗力低下
◎重篤な妊娠合併症の増加
WHO2001
※2 平成12年度厚生労働省国民栄養調査
※3 第6次日本人の栄養所要量
※4 貧血予備軍とは・・・
鉄欠乏症と潜在性鉄欠乏症状態にある人の合計。潜在性鉄欠乏とは、貯蔵鉄が少なく、何らかの要因
ですぐに貧血に陥る状態にあること。 |
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「食品成分表」が10年ぶりに改定され、食品中の鉄分含有量が大幅に低下

病院食においても、これまで通りの献立では鉄分が不足してくるため、栄養士も深刻に受け止めています。 |
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鉄分は吸収率が低く、阻害因子として作用する食物成分もたくさんあります。
たとえばカルシウムや穀物中のフィチン酸等も阻害因子であり、米飯文化圏は相対的に鉄分が不足傾向にあります。実はほうれん草にも阻害因子が含まれており、実際の吸収性で言えばブロッコリーなどに軍配があがります。
日本ではまだまだ“とにかく鉄分が多く含まれていれば良い”との認識があるようですが、阻害・促進因子との摂りあわせを考慮し、実際の吸収率を考えて摂取する必要があります。 |
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このような状況を考慮すると、加工食品における鉄分補給というテーマは、これまでのようにおもに成人女性の貧血予防だけでなく、乳幼児向けや学童向けなど、年齢・嗜好にあわせて毎日の食品の中で摂取できるように取り組む必要があるのではないでしょうか。
南北アメリカにおいても、食品における鉄分補給を狙い、主食となる小麦粉等への栄養強化をすでに実践しています。
※Hurrel, 1997 |
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一般の鉄素材は、味が悪い、独特の臭いがある、など利用上の問題点が多くあり、実際の商品に活かしにくい素材でした。「サンアクティブFe」は当社の界面技術を活かして開発された鉄補給素材であり、それらの課題を解決。
(1)鉄独特の味、においがしない
(2)各種食品に加工しやすい
といった特徴を兼ね備えています。
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