太陽化学の製品の多くは、最終的に皆様の口に入る「食品」です。だからこそ私たちは、現在のように「食の安全」への関心が高まるずっと以前から、安全・安心な製品の製造に注力してまいりました。その「太陽化学の安全・安心」の集大成として建設されたのが、2002年、三重県四日市市の南部工場内に建設されたコロナ工場です。
コロナ工場は、「最高レベルの安全・安心を実現し、かつ生産効率の向上を追求した最新鋭の工場を実現せよ」という社長自らの指揮のもと、建設計画が始まりました。
安全・安心の基盤

私たちの安全・安心な製品作りの根底にあるのは、
「自分たちが生産しているものは、命の源である“食”である」という想い。
年々高まる消費者の「食の安全」への意識に応えるべく、
常に最新・最高レベルの安全・安心の実現をめざしています。
生産している製品の向こうに、食べる人の笑顔を見る。
太陽化学の品質管理哲学を具現化した生産拠点が、
消費者に安全で安心な食を提供する。

食品製造工場では、アレルゲン除去のためにコンタミ防止対策が必須です。また、顧客企業からの流動的な発注にも即時対応できる少量多品種生産への対応も課題のひとつでした。アレルゲン除去のためには機器の洗浄の徹底が求められます。
一方、少量多品種生産は、機器のスピーディな洗浄処理が必要になります。これらの課題を解決すべく、食品分野の枠にとらわれないさまざまな方式を模索する中、医薬品工場で実績があった「コンテナ移動方式」に着目しました。
仕込みから混合、充填まで、パイプ等を使わずにひとつのコンテナ内で行う「コンテナ移動方式」はコンタミリスクがなく、洗浄待ちがないので生産効率が落ちないというメリットがあります。コロナ工場では、この「コンテナ移動方式」を食品業界でいち早く導入し、「安全・安心」と「少量多品種・短納期生産」を実現しました。

さらに、人が介入せざるを得ない工程でもミスを徹底して排除するため、粉体加工ラインにおいてMES(製造実行システム)の全工程導入を行いました。人と機械で人為ミスを二重にチェック。また、万一ミスが生じた場合は次工程へ進むことができないだけでなく、記録の改ざんもできない仕組みになっています。
出荷ロットNo.から商品の履歴を瞬時に確認できるので、お客様企業からのトレース要求にも迅速にお応えできます。
コンテナ移動方式の詳しい仕組み

- 社内外で何重にもチェックする品質保証体制
- 当社では、品質保証部を中心に、品質に万全を期すように努めています。
最終製品の品質保証をするにあたり、客観性を持たせ、且つ、より厳しい検査を実施するため、全ロットの品質検査を外部独立機関である財団法人「食品分析開発センター SUNATEC」で実施して、お客様に更なる安心をお届けしています。
品質保証体制について
年々高まり続ける食の安全への要求にお応えするために、今後はICタグの導入による品質管理など、シンプルかつ強固な品質保証体制の構築を計画しています。
安全性に優れた最新鋭の設備やシステムの構築の一方で、私たちは、社員一人ひとりが「より高い安全をめざす意識」を持ち続けることが重要であると考えています。
品質保証の体制の基本は、それを構築し運用する人間の気持ちにあります。
日々私たちは、「自分たちがつくったものを家族に食べさせたいか?」と自らに問いかけながら製品を製造しています。皆様に、おいしくて安全なものを食べていただきたい。この想いをいつも胸に、常に業界の一歩先を行く高いレベルでの安全・安心めざしてまいります。

南部工場(乳化剤工場)では、平成15年(2003年)より、品質マネジメントの国際規格ISO9001:2008の認証を取得しています。
南部工場(SA工場)では、平成17年(2005年)4月に、AIBフードセーフティ監査で、Superiorの認証を取得しました。
コンテナ移動方式では、各工程間をライン(パイプ等)を使わず、混合機のタンク部分を着脱式としてコンテナの機能を持たせ、そのコンテナ自体を全工程移動させていき、原料の仕込みから混合、充填、最後に洗浄までを自動で行います。
コンテナのコントロールは、中央監視室に設置されたMESコントロールステーションで行われます。
MESでは各種データをオンライン化し、ペーパー記入で起こりがちだった転記ミスや見誤りを防止。
作業ガイドや設備設定指示を中央監視室から一括で行うことで、正確性の向上や間接作業時間の削減を実現しています。

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