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健康の研究と技術

鉄について

鉄の食事摂取基準

鉄は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準報告」で微量ミネラルに定められています。

鉄の食事摂取基準2010年度版

男性(mg/日) 女性(mg/日)
推奨量 耐容上限量 推奨量 耐容上限量
月経無し 月経有り
0~5(月)
6~11(月)
1~2(歳)
3~5(歳)
6~7(歳)
8~9(歳)
10~11(歳)
12~14(歳)
15~17(歳)
18~29(歳)
30~49(歳)
50~69(歳)
70(歳)以上
0.5※
5.0
4.0
5.5
6.5
8.5
10.0
11.0
9.5
7.0
7.5
7.5
7.0


25
25
30
35
35
50
45
50
55
50
50
0.5※
4.5
4.5
5.5
6.5
8.0
9.5
10.0
7.0
6.0
6.5
6.5
6.0






13.5
14.0
10.5
10.5
11.0
11.0


20
25
30
35
35
45
40
40
40
45
40
妊婦(付加量)初期
中期・後期
授乳期(付加量)
+2.5
+15.0
+2.5

(※:目安量)

栄養機能表示

栄養成分(ビタミン・ミネラル)の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものを栄養機能食品といい、消費者庁によりその定義が定められています。鉄を補給するための栄養機能食品は、下記のような表記が認められています。

表記可能な1日の摂取目安量:2.25mg~10mg
栄養機能表示:鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。
注意喚起表示:本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の鉄摂取目安量を守ってください。

鉄の充足率

平成17年の国民栄養調査結果をみると、20 代~ 40 代の日本人女性のうち3人に1人は、鉄欠乏性貧血または潜在的鉄欠乏性貧血と見られます。

鉄素材

食品添加物として認められており、一般的に使用される鉄強化剤には以下のようなものがあります。
水溶性鉄
塩化第二鉄、クエン酸第一鉄ナトリウム(クエン酸鉄ナトリウム)、
クエン酸鉄、クエン酸鉄アンモニウム、乳酸鉄、硫酸第一鉄、
グルコン酸第一鉄
不溶性鉄
ピロリン酸第二鉄
有機鉄
ヘム鉄、フェリチン、ラクトフェリン

鉄添加の課題

一般的に、水溶性の鉄は「鉄サビ」のような味がしてしまい、共存する物質と反応性が高いため着色や変質の原因となります。一方不溶性の鉄は、風味や反応性に問題はあまりありませんが、水に分散せず、ほとんど吸収されません。また有機鉄は、吸収性はよいとされていますが、動物由来の原料のため特有のにおいがあり、また高価なため食品への添加が限られます。ヘム鉄として抽出された原料は加熱による変性のため、あまり吸収性がよくないという報告もあります。
【鉄素材の比較】

サンアクティブ Fe とは

ピロリン酸第二鉄をニュートリションデリバリーシステム(NDS)化した製剤です。

製品ラインナップ

分散安定性

NDS化したピロリン酸第二鉄「サンアクティブFe」は、着色せず水に分散します。

呈味評価

NDS化したピロリン酸第二鉄「サンアクティブFe」は、食品に添加しても鉄特有の味がしません。

吸収性

硫酸第一鉄は医薬品としても使われており、吸収性の指標となります。NDS化したピロリン酸第二鉄「サンアクティブFe」は、硫酸第一鉄と同等の吸収性を示し、また加工されていないピロリン酸第二鉄よりも高い吸収性が示されました。

安全性

一般的に鉄は、反応性が高いため、摂取時に胃腸への副作用が知られています。各鉄原料を、ラットに鉄として30mg/kgを24時間以内に3回投与し、ADAMI法により胃耐容性を比較したところ、NDS化したピロリン酸第二鉄「サンアクティブFe」は胃への刺激が少ないことが確認されました。

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