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美しさは肌から!ナチュラル素材で美しい肌へ。

流行りのナチュラルメイク

 自然体の美しさを表現するため、自身の肌の美しさを活かしたメイク方法が流行っています。そこで、重要になってくるのはお肌のケア。キメ、潤い、シミ、シワ・・・美しい肌の構成要素は多々あります。同時に美しさの由来を自然の素材に求める方も多くいるでしょう。昔からの生活の知恵である「キュウリパック」であったり「ヨーグルト洗顔」だったり、自然のものを使用した美容法も多く、美しさの追求は留まるところを知りません。一方で美肌をサポートする成分は深く研究され、化学合成や微生物発酵による製造されるアミノ酸やヒアルロン酸など、様々な分野から美肌の効果が期待できる成分も報告されています。化粧品は化成品のため化学合成成分も使用可能ですが、自然由来成分によってナチュラルイメージも付与したいところ。そんな「ナチュラル」なイメージを想起させつつも肌の美しさをサポートする化粧品素材をご提案いたします。

 

美肌の大敵、メラニン

 「シミのない美肌」の大敵、それがメラニンです。メラニンは、皮膚の細胞に存在する色素で、紫外線による刺激から肌の細胞を守る働きをしてくれています。メラニンは、メラノサイトという表皮細胞で作られて肌全体の細胞にいきわたり、肌の生まれ変わる周期(ターンオーバー)によって、古い角質などとともに剥がれ落ちていきます。ところが、過剰に作られたメラニンが、ターンオーバーの乱れなどによって表皮細胞にとどまると、色素沈着し「シミ」という形になって残ってしまいます。シミを作らないためには、紫外線対策をしっかりとしつつ、メラニンを作らせないことが大切です。

 

メラニンを作らせない方法

 メラニンは、チロシンというアミノ酸がもとになって体内で作られます。チロシンは、チロシナーゼという酵素の働きを受けて、メラニンへと変化していきます。チロシンは、神経伝達物質のもとにもなっているため、チロシンを体内からなくすことはできません。そのため、チロシンからメラニンを作らせないようにするには、チロシナーゼの活性を抑えるか、チロシナーゼを作るのを抑えることができればよいと考えられます。美白の機能があるといわれている成分は、そういった作用を持つものが多いのです。

 

黒○○が肌を白くする!?

 昔から美肌作用があるといわれているものに、黒砂糖があります。古くは石鹸やパックなどにも使われてきました。その黒砂糖から抽出したエキス(モラシズリキッド)には、メラニンの生成を抑える作用が確認されています。

 B16メラノーマ細胞(癌化したマウスのメラノサイト。メラニン産生に対する作用を調べるのによく用いられる。)を用いて、モラシズリキッドのメラニン生成に及ぼす影響を調べました。その結果、モラシズリキッドの濃度を高くしても、細胞を死滅させることなくメラニンの生成量が抑えられることが分かりました。

モラシズリキッドがB16メラノーマ細胞のメラニン生成に及ぼす影響

 さらに、モラシズリキッドがどのようにメラニンの生成を抑制するのか、そのメカニズムも確認したところ、チロシナーゼの活性には影響がありませんでしたが、チロシナーゼタンパク質の生合成量を減少させることがわかりました。したがって、モラシズリキッドは、チロシナーゼの生成そのものを抑えることで、メラニンの生成を抑えていることがわかりました。

 モラシズリキッドの主成分は、『黒砂糖エキス』と表示されます。ナチュラルなイメージ、昔からの知恵を生かしたコンセプトに適するだけでなく、美白作用も期待できる素材です。

 

参考資料:高橋宏輝,フレグランス ジャーナル,9,54-55 (2007)

 

(2017年6月)

 

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