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血糖値から効く!健康にも美容にも、桑葉のチカラ

健康に気をつけている人であれば聞いたことがあるかもしれない、“桑葉”という素材。実は、様々な人に嬉しい機能を有している植物なんです。
桑葉は古くから、主に蚕の餌として、広く栽培されてきました。一方で、日本最古のお茶の本とされている「喫茶養生記」にも書かれているように、桑から抽出したお茶には中風や脚気、糖尿病などに効果があるとして、健康増進目的で飲用されてもいたと言われています。
時代の変遷に伴い、安価な人工繊維技術が取り入れられていく過程で、日本の絹産業とともに養蚕業、そして桑を育てる農園も少しずつ姿を消していきました。そのため今日では、桑葉そのものを目にすることは殆どなくなってしまいました。

しかし、蚕の餌としての需要が減ったとしても、その健康効果には今も変わらず、十分に利用価値があります。当時は伝承的に活用されてきた効果も今ではエビデンスを伴い、より信頼度の高い素材として注目が集まってきています。桑葉の健康効果のうち、最も認知が高く、また需要のある機能として、血糖値上昇抑制効果があげられます。

血糖値と糖尿病について

血糖値は血中に含まれるブドウ糖の濃度であり、通常食前の値は約70~100mg/dlの範囲とされています。血糖値が上昇すると、膵臓から分泌されるインスリンによってブドウ糖が細胞に取り込まれ、身体のエネルギー源として消費されます。この仕組みにより、血糖値は上がり過ぎることなく、一定の範囲内に収まるようになっています。よって、正常な状態であれば、血糖値の上昇を気にする必要はないのですが、この仕組みが正しく機能しなくなると、高血糖が慢性的に続く、すなわち糖尿病と呼ばれる状態になってしまいます。高血糖の状態が続くと、血管がダメージを受け、脆くボロボロになってしまい、身体の様々な部分で様々な合併症を引き起こします。
遺伝的な要因のほか肥満や食べ過ぎ等、環境的な要因も糖尿病につながると言われており、だれにとっても身近な疾病の一つと言えるでしょう。

厚生労働省発表 平成29年国民健康・栄養調査結果の概要 より引用

厚生労働省発表 平成29年国民健康・栄養調査結果の概要 より引用

糖尿病は広く知られているにも関わらず、自覚症状がないままに進展してしまうケースも多いと言われています。近年でも糖尿病が疑われる人はやや右肩上がりの横ばいで、10%前後で推移している、と報告されています。
これからも続くであろう糖尿病リスクに対して、有効な予防手段になりうる素材が、血糖値上昇抑制効果を持つ桑葉なのです。

桑葉の機能性を担う、DNJとは?

桑葉の血糖値上昇抑制効果に寄与しているのは、桑葉特有の成分1-デオキシノジリマイシン(DNJ)という物質です。
DNJはブドウ糖によく似た構造をしており、強力なα-グルコシダーゼ阻害作用を有しています。α-グルコシダーゼは小腸内で糖を血液中に取り込む働きを担っているため、この働きを阻害することで糖の吸収を遅延させ、結果としてインスリンが働く必要のない、血糖値の急激な上昇が起こらない状態を作ることができます。
ヒトにおいても、桑葉を投与することで血糖値の急激な上昇が抑制され、その結果インスリン値の上昇も抑制される、という報告もされており、糖尿病予防効果への可能性が示唆されています(農研機構 プレスリリースより)。糖の吸収を阻害する、という言葉からは、逆に低血糖を引き起こしかねないのでは?と不安がよぎるかもしれませんが、ご安心ください。同報告では、低血糖が起こることはなく、桑葉の日常的摂取の安全性も示唆されています。
桑葉の摂取により、糖尿病の発症予防や進展遅延につながるかもしれない。健康寿命の延伸が求められる昨今、桑葉は時代のニーズに合った素材とも言えるでしょう。

桑葉はダイエットにも効果的です

こうしたDNJの機能は、糖尿病のみならず、ダイエットにも有効です。
糖の摂り過ぎによる血糖値の急激な上昇は、インスリンの過度の分泌を招きます。過度のインスリンは、血中の糖分を細胞へ取り込むよう促進し、脂肪に変えて身体に貯めこむように働きます。逆を言えば、桑葉を摂取して過度のインスリン分泌を防ぐことで、体脂肪がたまりにくい方向に身体をシフトできる、ということです。
もちろん、桑葉を取るだけで肥満が解消できる、と言うと語弊があります。定期的に身体を動かす習慣を身に付けたり、食事に気をつけたりするなど、生活習慣を見直した上で桑葉を摂取することで、より望ましい効果が得られることでしょう。
美しく、健康であり続けたい。誰もが持つ理想の毎日を目指して、サプリメントで桑葉を摂ってみてはいかがでしょうか。

(2019年11月)

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