食品の酸化劣化の対策

食品の酸化劣化の対策としては、①保存温度管理、②酸素の遮断、③光の遮断、④酸化促進物質(金属イオン・光増感物質など)の除去などが挙げられます。食品の色や香りの成分の酸化は、色調や香りに明確な影響を及ぼします。
たとえば、デザートは、生クリームや生乳をふんだんに使用した商品が、透明なパッケージに入れられて、商品を見やすいように非常に明るくした販売棚に陳列されています。
その結果、乳成分が多い×透明な容器×明るい照明の条件が重なり、光による乳脂肪の酸化によって風味劣化を引き起こしやすく、おいしさを長持ちさせることが課題となることが挙げられます。
しかしながら、透明なパッケージを遮光性の高いパッケージへ変更する③光の遮断を行うと、お客様から魅力的な商品が見えなくなってしまうデメリットが発生します。
そのため、食品の酸化劣化を抑制するためには、対象となる食品に合った最適な対策をとる必要があります。

食品成分の酸化が抑制されると

酸化防止効果のある素材はいろいろな種類があり、酸化の原因(光や熱など)や酸化してしまう成分(乳成分、油など)によって、どのような酸化防止素材が向いているのかが変わります。
特にフレッシュな香り、繊細な風味が重要な食品では、その変化が感じやすいため、食品のおいしさの保持、賞味期限延長には、酸化を抑制することが必要です。
太陽化学は界面の事象に密接に関わる乳化剤を研究していく中で、乳化・分散の理論に基づき、適切な抗酸化素材を組み合わせることで、優れた抗酸化機能を有する酸化防止剤製剤スーパーエマルジョンTSシリーズ、サンカトールシリーズを開発しました。

 

 

スーパーエマルジョンTSの抗酸化作用評価例

生クリームにスーパーエマルジョンTSと比較品として一般的な酸化防止剤を添加し、保管後の過酸化物価を測定しました。
スーパーエマルジョンTSを添加した試験区は保管後の過酸化物価の上昇が抑制されており、油脂の酸化劣化が抑制されていることがわかります。
スーパーエマルジョンTSを添加することで生クリーム使用製品などのフレッシュ感を保持し、できたてのおいしさを維持することが可能です。

サンカトールの抗酸化作用評価例

サンカトールシリーズは、抗菌、消臭など様々な機能を備えた緑茶由来のカテキンからなる酸化防止剤製剤です。サンカトールを添加したラードは加熱したときの風味の劣化を抑制し、炒飯の旨味を向上します。

酸化防止剤のサンプル無償提供致します!

スーパーエマルジョンTSシリーズ、サンカトールシリーズを試してみたい!というお客様へ。
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