サステナビリティに配慮した環境対応へ
地球温暖化防止のために、これ以上、温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)を排出しないことが求められています。
政府は、2050年までに温室効果ガスの実質的な排出量がゼロとなった状態のカーボンニュートラルを目指すことを宣言し、2030年度に、温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指すことを表明しています。
日本で排出される温室効果ガスの約9割がCO2のため、温室効果ガス削減はCO2削減を指標として取組みが行われることがほとんどです。
カーボンニュートラルに向けた取組み
カーボンニュートラルの評価方法として、GHGプロトコルが温室効果ガスの排出量を算定・報告する国際的な基準として策定されています。GHGプロトコルでは、自社の温室効果ガス排出量だけではなく、製品の原材料調達から製造、販売、消費、廃棄に至るまでの過程において排出されるサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量も重視していることが特長です。

サプライチェーン全体のGHG排出量の考え方
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- Scope1(スコープ1):
事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス) - Scope2(スコープ2):
他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 - Scope3(スコープ3):
スコープ1、2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
- Scope1(スコープ1):
カーボンニュートラルに向けた世界的な取り組みが拡がる中で、このGHGプロトコルのスコープ1~3までを把握・管理し、対外的に開示する動きが世界的に強まっています。
GHG削減、スコープ1、2における取組み事例
スコープ1、2の事業者のGHG直接排出を低減するためには、工場燃料の再生可能エネルギー利用によるカーボンニュートラル化の他にも、製造工程時間の短縮、連続生産による生産効率向上などにより、GHG排出量を削減することが可能です。
製造工程の改善は、既に様々な取組みが行われていますが、GHG排出削減の観点から、見直ししてみませんか。
課題事例
攪拌・調合工程での泡立ちがなかなか消えない・・・
⇒ 攪拌時の消せない泡を抑制!歩留まり向上に 非シリコーン系消泡剤
充填スピードを上げようとすると泡立ちが・・・
⇒ 泡立ちを抑制し、充填スピードを向上!非シリコーン系消泡剤
UHT殺菌機のプレート表面に焦げ付きが多くて、生産が安定しない・・・
GHG削減、スコープ3における取組み事例
スコープ3では、サプライチェーン全体でのGHG排出量削減が必要となります。
例として、酸化防止剤を使用することにより、商品の賞味期限を延ばすことによる商品廃棄の削減、および賞味期限が延びることで生産・配送単位の集約が可能となり、サプライチェーン全体でのGHG削減に役立つことが考えられます。
課題事例
環境に配慮した容器包装の課題について知りたい・・・
酸化防止剤って、どんなときに役立つの?・・・
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