閉じる

食と健康Lab

食と健康Lab 食と健康Lab

健康を支える研究と技術 健康を支える研究と技術 健康を支える研究と技術

ダイエットの課題、食後の満足感~空腹感とグアーガム分解物(PHGG)~

ダイエット中に欲しい「食後の満足感」

ダイエット中に欲しい「食後の満足感」

健康志向が強まる中、「ダイエット」は世代・性別を問わず多くの方の関心事となっており、テレビや雑誌などでもさまざまなダイエット法が取り上げられています。低糖質ダイエットなどは挑戦するのも簡単であり、多くの方が試したことがあると思います。また、エネルギー消費を促進するような素材を摂取することも、比較的気軽にできる手法であることから取り入れる人も多いでしょう。
太陽化学でも、ダイエットによいと言われる食材の1つ「緑茶」に含まれるカテキンの体重コントロールに関わる研究データをご紹介しています。

このように、ダイエットに効果があるとされる食材を利用するのも良いですが、そもそも肥満の原因としてはやはり「エネルギーの摂取量が多すぎる」ということが原因のひとつであることは間違いなく、摂取するエネルギーを抑えることも重要です。しかし、食べるのを我慢するということは容易いことではありません。ダイエット経験者の中には、空腹を我慢することができず、つい間食をしてしまい失敗に終わったという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
食べた後、お腹を空きにくくするには、「よく噛んでゆっくり食べる」「食物繊維の多い食材を摂る」「温かい汁物をプラスする」などの方法が知られていますが、ここでは、グァー豆由来の水溶性食物繊維「グアーガム分解物(PHGG)」の空腹感抑制に関する研究データをご紹介いたします。

グアーガム分解物(PHGG)で空腹感を抑える!

グアーガム分解物(PHGG)はグァー豆由来の機能性の高い高分子多糖類で、水溶性食物繊維の一種です。グアーガム分解物を食事と一緒に摂取したときの満腹感の状態を、VAS(Visual Analog Scale)法にて確認しました。
単回摂取試験として、被験者4名に対し、グアーガム分解物5gを昼食と同時に摂取した場合、または昼食のみを摂った場合について、摂取前、摂取直後、および摂取後5時間まで1時間ごとに空腹感を確認しました。その結果、食後3時間以降は昼食のみを摂った場合に比べグアーガム分解物を同時に摂取した場合は有意に空腹感が抑えられることがわかりました。
また、継続摂取試験として、被験者12名に対し、毎日朝食として、グアーガム分解物2gまたはデキストリン2gをヨーグルトと同時に摂取、またはヨーグルトのみを摂取していただき、2週間後、摂取前、摂取直後、および摂取後4時間まで1時間ごとに空腹感を確認しました(ダブルブラインドクロスオーバー試験)。その結果、食後1時間以降、デキストリンと同時摂取またはヨーグルトのみを摂取した場合と比較し、グアーガム分解物を同時に摂取した場合に有意に空腹感が抑えられました。
以上のことから、グアーガム分解物を5g単回摂取、および2g継続摂取すると、食後の空腹感が抑制されることが示唆されました。

単回摂取試験:昼食+グアーガム分解物5g

単回摂取試験:昼食+グアーガム分解物5g

継続摂取試験(2週間):ヨーグルト+グアーガム分解物2g

継続摂取試験(2週間):ヨーグルト+グアーガム分解物2g

グアーガム分解物は水溶性食物繊維の一種です。「満腹感」だけではなくその他の特徴も活かして、商品設計などをお考え頂くのも良いかもしれません。

(2018年5月)

出典:T P Rao, et al., Br J Nutr. 113:1489-98 (2015)

太陽化学のメールマガジン

太陽化学からみなさまへ情報提供のためにお送りしています。
「情報と出会うキッカケ」となれば幸いです。
知ってトクする「技術・製品・提案情報」をお届けします。

お問い合わせ

製品情報、IR、その他のお問い合わせは
下記ページからお願いいたします。