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太陽化学からのトレンド発信 太陽化学からのトレンド発信 太陽化学からのトレンド発信

世界が注目する新たなスーパーフード、“モリンガ”に迫る

弊社のインド工場の敷地内のモリンガ

インドでは庭などに生えている馴染み深い植物です
(こちらは弊社インド工場敷地内のモリンガ)

“モリンガ”という木をご存知でしょうか?日本では馴染みのない名前だと思います。それもそのはず、モリンガはインドを中心とした南アジアの地域やアフリカ・南米などが原産で日本では自生していない植物です。“モリンガ”を知っている、という方は世界のトレンドに敏感なのでは?
モリンガは世界で「生命の木」や「奇跡の木」などと呼ばれて注目を集めるスーパーフード素材であり、最近ではその加工品が通信販売やサプリメントなどの専門店など限られた場所ではあるものの、日本でも見かけることができるようになってきました。最近ではその注目度の高さからか沖縄などでも栽培されてきています。

モリンガの原点はインドのアーユルヴェーダ?

注目を集めているモリンガですが、健康に良い素材であることはモリンガの原産地で前々から認められ、葉をお茶にしたり鞘を食べたりすることをはじめ、種や根までも様々な形で食されてきました。特に、モリンガの一大生育地域であるインドでは、食材として食べられている他、伝統医学「アーユルヴェーダ」にて300もの薬効があるとされ、“shigru”と呼ばれ紀元前から幅広く利用されています。葉から調製されたお茶、粉末化した種や根の皮、葉をそのまま等々、治療の目的に合わせて利用され、食だけではなくマッサージ施術の素材としても利用されてきました。このように伝統的に利用されてきたからこそ、現代で着目されたのでしょう。

インドでは鞘が広く食され、様々な家庭料理に利用されます

インドでは鞘が広く食され、様々な家庭料理に利用されます

モリンガの“スーパー”なポイントはその栄養価

「奇跡の木」「生命の木」などと言われるモリンガのエビデンスが続々と明らかになり始めたきっかけは、これまでに発見された可食植物の中で最も栄養価が高いといわれる基本栄養価の豊富さでした。特にその葉はビタミンCが豊富であり、鉄分であればほうれん草、カルシウムであれば牛乳、ビタミンAであればニンジンなど、基本栄養素を多く含むとされる素材を超える量を含んでいます。モリンガは単一の素材であるものの幅広い栄養素を豊富に含んでいることから、栄養価の高い伝統的な素材として国際連合食糧農業機関(FAO)より子供などの栄養状態改善に利用を推奨されるほどです(1)
このように、その栄養の豊富さが注目を集め、既にヨーロッパやアメリカなどではスーパーマーケットでもその加工品を見ることができるようになっています。4、5年前はモリンガの葉を用いたお茶(ティーパックなど)を中心にアジアやインドなどで商品化されていましたが、2、3年前からはモリンガ関連商品自体が増加し、お茶だけではなく粉末化したモリンガの葉を配合したサプリメントなどの加工品もお茶と同じくらいの商品数で発売されています。特に近年ではアメリカやドイツでの商品発売が増加していることがわかります【Mintel社製品データベースを用いた調査結果(2018年 当社調べ)】。

4,5年前と2,3年前のモリンガ配合加工品発売数の比較(カテゴリ別)

4,5年前と2,3年前のモリンガ配合加工品発売数の比較(カテゴリ別)
※Mintel社製品データベースを用いた調査結果(2018年 当社調べ)

4,5年前と2,3年前のモリンガ配合加工品発売数の比較(発売国別)

4,5年前と2,3年前のモリンガ配合加工品発売数の比較(発売国別)
※Mintel社製品データベースを用いた調査結果(2018年 当社調べ)

着々と研究が進むモリンガの機能性

現在、モリンガで一番注目されているのはその栄養価の高さですが、やはりアーユルヴェーダで300もの薬効があると言われる素材であるだけあり、栄養価にとどまらず更なる機能性を持つと期待され、研究が進められています。コレステロール低下、視力向上、血圧調整、抗うつ、免疫向上、抗炎症、抗菌、抗加齢、消化の補助、便秘の解消、解毒作用、食欲抑制、血糖コントロール、消化・代謝の促進、抗酸化、認知機能の向上・・・様々な健康に寄与する言葉がモリンガの健康機能研究で聞こえてきます。いずれもアーユルヴェーダの中でも認められた効能が医学的・科学的な分析によって再確認されています。2018年だけでもNature Scientific Reportにモリンガの機能性に関する研究が3報も掲載されていることからも、その機能性への注目が高まっていることがうかがえます。
中でも「バイタリティー向上(抗疲労、持久力向上など)」についてはモリンガ中の機能性成分を特定した研究結果も出てきており、注目の機能と言えるのではないでしょうか。これから、様々な機能性が詳細に明らかとなり、“栄養価の高さ”だけではなく“豊富な機能性”でも商品開発にひっぱりだこの素材になるのでは、と期待されます。

太陽化学とモリンガ

太陽化学ではモリンガの一大生育地であるインドにグァー豆を使った食物繊維素材の製造拠点があることから、モリンガにいち早く着目し、その機能性や加工方法について研究を進めてきました。この度、バイタリティー向上の関与成分であるベンジルグルコシノレートを規格化したモリンガ粉末製品を開発中です。高栄養でイメージの良い「奇跡の木“モリンガ”」で、日々の生活を助ける栄養価だけではなく、より質の高い毎日を過ごすための機能性も訴求した商品開発を検討してみてはいかがでしょうか。

(2018年11月)

参考文献
(1)国際連合食糧農業機関webサイト(http://www.fao.org/traditional-crops/moringa/en/

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