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アメリカ化粧品原料展示会への出展~低刺激で高機能な界面活性剤のご紹介~

初めてのアメリカ市場化粧品原料展示会

アメリカ市場化粧品原料展示会

食品向けで幅広い原料を展開している太陽化学ですが、これまで食品原料で培ってきた技術を応用し、化粧品原料への展開も拡充しております。現在、日本の化粧品市場は世界第3位ですが、アメリカは世界最大の化粧品市場であり、太陽化学では、この市場への素材紹介のため2018年10月17日~18日にニューヨークJacob K. Javits Convention Center にて開催されたin-cosmetics North Americaに出展しました。メーカー、ディストリビューター等 約160社が出展し、日本の原料メーカーも多数出展していました。
in-cosmetics はアメリカだけでなく、EU・アジア(中国、韓国、タイ等)・南米など、世界各地で毎年開催されているワールドワイドな化粧品原料展示会ですが、実は太陽化学としては海外の化粧品展示会への単独出展は初めてとなります。展示会全体の様子や弊社の展示物のご紹介も含めてレポートいたします。

Sensory Bar & Innovation Zone Box

日本と比べると化粧品展示会の雰囲気はやはり異なり、日本の化粧品展示会ではあまり見られない、ユニークな催しがいくつかありました。
Sensory Barというスペースでは、出展する原料メーカーの化粧品処方例が展示され、各社の化粧品処方の効果や感触を気軽に試す事が出来ます。広い展示会場を回る事無く、一箇所で各原料を活かした化粧品処方サンプルを試すことができる便利なスペースであり、賑わいを見せていました。当社もクレンジング処方例として高機能なポリグリセリン脂肪酸エステル(PGFE)を配合し、優れたメイク落ち機能と、高い保湿性、使用後の肌のしっとり感、PEG-free を兼ね備える「オイル」「ローション」「ホットジェル」の3点の処方サンプルを展示し、中でもホットクレンジングジェルがユニークな剤型として人気がありました。Sensory Barと同じくらいの規模でMakeup Barもあり、こちらではファンデーションをはじめとしたメイクアップ用品を試すことができます。

Innovation Zone Box は、各原料メーカーの新製品の紹介及び、それを配合した化粧品処方例サンプルを触り、体感できるコーナーです。各社の新原料の特徴を一箇所で知る事ができます。当社も、添加するだけで簡単に各種水系のクレンジング処方を作る事ができる、PGFEを配合した新規界面活性剤製剤の展示をいたしました。

各社の展示ブースに目を向けると、日本ではおなじみの「保湿」を謳ったスキンケア原料が多数紹介されているのが目立ちました。アメリカでも一番の注目を集めるコンセプトのようです。その他の目立ったコンセプトとしては、抗シワなどの効果のあるエイジングケア向け機能性原料が挙げられます。他に、日本と異なるという点で印象的だったのが、さまざまな原料をミックスした製剤タイプの原料をラインナップしている会社が多いことでした。

Why SUNSOFT? ~太陽化学のSUNSOFT~

当社ブースでは、高機能なポリグリセリン脂肪酸エステル(PGFE)であるSUNSOFTブランドの紹介を行いました。当社は独自のポリグリセリン骨格の構造を持ったユニークなPGFEを取り揃え、優れた可溶化能を持つなどの特徴があります。これを活用したさまざまな化粧品処方例や有効性データを交えて紹介を行いました。

PGFEは保湿性が高く、肌への刺激性も低い界面活性剤です。今回の展示会では、特に「肌への優しさ」と「肌なじみのよさ」、「安全性・環境配慮」も大きなPRポイントとしてご紹介いたしました。

安全性や環境配慮への提案も

最近は素材の安全性を求める声や環境配慮の商品を選択する消費者動向から、鉱物由来、生分解性、発癌性物質として懸念される副生成物などの点でPEG(ポリエチレングリコール)フリー界面活性剤のニーズがあります。自然派イメージの製品づくりに対応し、COSMOSなど「ナチュラル」や「オーガニック」を示す認証を受けた素材をPRして展示を行っているブースが多くありました。加えて、石油系素材を使用せず植物由来素材であることのPRやRSPO対応素材など環境への配慮をされた原料の紹介も多数見られました。また、日本ではあまりなじみの無い、成分の安全性を評価する独自の指標を運営している団体(非営利団体EWG)による評価指数の問合せも頂きました。EWGは、化粧品成分の安全性(危険度)をランク付けしている非営利団体です。それだけ、「安全」や「環境」に来場者の注目が集まっていることが伺えます。

太陽化学では、アメリカなど海外市場でも安心してご利用いただけるFDA認証取得済みで食添グレードの界面活性剤など、環境配慮や安全性評価にも配慮した素材を取り揃えPGFEを活かした各種処方提案も行っております。日本以外での製品設計についてもお気軽にご相談くださいませ。

(2018年12月)

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